京都非公開文化財 特別公開 大統院

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京都にあるお寺の普段は非公開の文化財が期間限定で特別公開されます。

期間は、上記にもある通り10月30日から11月8日までの10日間限定です。

時間は9時から16時までで、大人一人800円。中学生・高校生400円となっております

そして、私たちは大統院様の設営をしておりました♪

普段は拝観などもしておられれず、展示する重要美術品も京都博物館にて普段は保管されているものを出しての展示となります。

また北山安夫氏によって作庭された、市松模様の耕雲庭も同時に公開されます。命名は建仁寺派管長・小堀泰巌(たいがん)氏によります。「耕雲」とは道元禅師の「釣月耕雲(ちょうげつこううん)」という禅語に由来し、「月を釣り、雲を耕す」、すなわち世俗を超越し、月を釣り・雲を耕すような広い心境を表す言葉だそうです。

市松模様の石の部分は平らでなく若干のふくらみもあり、東福寺の市松模様の庭とは一味違った趣のある庭となっており。私はとても好きなお庭の一つです。

そしてそれが、今回3年ぶりの公開となります(^^)/

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設営に必要な材料を運び

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展示会に向け黒の幕などを設置していきます

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このような台も設置し

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美術品やガラスのショーケースも運ばれてきます。

普段は見ることが出来ない

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一般に幽霊には足がないとよくいわれるが、この足のない幽霊を初めて描いたのが応挙とされている。

その応挙の幽霊画の掛け軸が展示されていたり。

そのほかには、江戸時代後期の陶芸家・奥田頴川(おくだえいせん 1753~1811)の「赤絵十二支四神鏡文皿」(あかえじゅうにししじんきょうもんざら)なども展示される。頴川は中国・明の末期に日本に亡命してきた明人の末裔で、30代半ばで家業を息子に譲り、陶芸に没頭。建仁寺山内の清住院で作陶を始めたともいわれている。中国陶磁器の研究にも取り組み、明時代の赤絵磁器の焼成に初めて成功した。京焼磁器の祖としても崇められ、その発展に大いに貢献した陶芸家である。

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このような皿ですが、実際見てもらいたいと思います。
(わざとわかりにくい画像をお借りしました

奥田頴川の作品は同様に展示されてはいますが、この皿だけは群を抜いているのが陶磁器に詳しくない私でもわかる一品です。

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そして、ガラスのショーケースのこの鍵!!

いやー、懐かしいでですね、私が幼少時代おもちゃ屋さんはそこらかしこにあったわけです

そのおもちゃ(ちょっと値段の高い)おもちゃはこういったショーケースに展示されており、購入するときはお店の方がこの鍵を外して中のおもちゃを取ってくれていました!

そのカギを私は今回つけたり外したりしたわけです!!わかってくれる方がおられるかどうかは微妙ですが、私はちょっと感動です。

話は戻しまして

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なかなかいい感じで設営出来てきたと思います、中央に見えるのが先ほどの奥田頴川の皿で、一番奥の掛け軸が丸山応挙の幽霊画です。

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こちらの14番大統院さまで、今回の展示・公開をされていますのでお時間のある方はぜひ一度お尋ね頂ければと思います。

大統院の特別公開、おすすめです!!