藁人形

皆さん藁人形と聞いて何を想像するでしょうか?

私は(嫁も)ですが、相手の人の髪の毛を入れて呪う物・・・と言う感じがします。

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え?違う? その方はこの記事をスルーしてください。

藁人形

元々は、死者の埋葬の際の装飾品であったのですが、有名なのは丑の刻参りで用いられる呪いの道具の一種でも知られています。

このイメージをみても呪いっぽいですよね~

その呪の作法として、五寸釘を使い、丑三つ時に相手と同調関係を得ているもの(髪の毛など)を埋め込み、藁人形に釘を打ち込む。

と、されています。

この5寸釘見たことある方少ないと思うのですが

本日仕事をしていたら、出てきました!!

ちなみにこれを抜いたのですが、とても大変です。埋まっています、錆びていて引き抜くのは容易ではありませんでしたが・・・

なんとか綺麗に抜けましたので♪紹介したいと思います

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さてこちらです、寸目のものさしで見てみると確かに五寸あります。

これをセンチメートルに直してみましょう♪

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約15センチありますね。

寸=3.03cmであることから五寸=15.15cmが正確な寸法ですが、作られたのはかなり前のことでしょう。(ちなみに解体中に出てきた新聞には昭和4年とされていました。)

誤差はございます。

見ても分かる通り、結構長いです。今の建築ではほぼ使わない長さですね。釘でも9㎝が一番長いのではないでしょうか?

私の手で持ってみるとわかりやすいかもしれません。

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というわけで、握ってみました。

握りながら釘を打つのにはちょうどいいながさにも思えます。なので、これが使われたんでしょうか♪

最後に長さに関しては間違いないでしょうが、この釘は新しい釘だと思います。昔の和釘だと形も違いますし太さもまちまちだったともいます。

これの断面形状が丸ですが和釘ですと四角ですしね、和釘の五寸は私も見たことはありません。ただ、この丸の五寸釘もなかなかだと思います。

おそらく今ホームセンターや金物屋さんに行かれても、なかなか無いものだと思います。(使いませんし

珍しいものが出てきたので紹介しました。欲しい方は私まで、1本ならあります(^^ゞ

ではでは